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コネクテッドビルを可能にするテクノロジートレンド1
コネクテッドビルの技術で施設のパフォーマンスを最大化 第1回

コネクテッドビルの技術トレンド
ビル設備とビルシステムの統合化・インテリジェント化が進み、ビルオーナーや設備管理担当者は、施設運営を最高のパフォーマンスで維持できる多くの最新かつ有益なツールを利用できるようになっています。 新世代のコネクテッドビルは、設備とシステムとビル内外のデータを強力な制御システムと精巧なソフトウェアアプリケーションで連結し、施設管理チームを中心としたネットワーク構築を実現させています。 毎日私たちが利用しているディジタル機器は、技術の進歩とともに常に形を変えています。特に、「ビジュアル化」、「M2M通信」、「モビリティツール」、「解析技術」という業界全体を動かす4つの大きな技術トレンドはビルシステムそのものを根底から変えようとしています。
1.ビジュアル化でビルのパフォーマンス向上を推進
複雑なデータをグラフィック表示することで、重要な情報を即座に伝えることができます。
その良い例がダッシュボードです。ダッシュボードは分刻みでビルの最新パフォーマンス状況を提供してくれます。
自動的に収集された最新データのグラフィックダッシュボードにより、設備管理担当者は情報をリアルタイムに把握できます。例えば、ダッシュボードが1週間のエネルギー使用量の変化をグラフ表示していたとします。もし人がいないはずの週末に消費量が減少していない場合、設備管理者はこの問題に対応することができます。」(Frost & Sullivan社 エネルギー&環境担当リサーチアナリスト、プラモッド・ディブル氏)

※最新の技術動向の詳細についてはJohnsonControls.com/KnowledgeCenterをご参照ください(英文のみ)

2.担当者の施設管理を強力に支援するM2M通信技術
スマート機器をはじとするさまざまな設備機器やシステムが相互に通信し、自動的にそれぞれの調整を図っていく-これがM2M(マシンツーマシン)通信と呼ばれるものです。M2M通信によるインテリジェントネットワークは施設管理において膨大な可能性を秘めています。
「M2M通信はすでに数多くの場面で活用されています。例えば、商業用火災報知器は煙を検知すると自動的に火災警報システムと通信し、警報を鳴らしてビル内にいる人を避難させることができます」(ジョンソンコントロールズ 戦略マーケティング担当ディレクター、ジム・シュウォルツ)
また、Microsoft社のWindows®製品担当マーケティングディレクター、ジョン・ドイル氏は「M2M通信によって、設備管理担当者はより効果的にリアルタイムデータに基づく行動がとれるようになる」と指摘しています。